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Shinichi Osawa interview 2007.9.30
大沢伸一（音楽家、DJ、ミュージシャン、プロデューサー）
ソロ・プロジェクトMONDO GROSSOとして革新的な作品をリリースし続ける一方、国内外のアーティストのプロデュース、リミックスを数多く手掛ける。
また、DJとしても国内屈指の動員数を誇る。作曲家、プロデューサーとしてはメロディアスでアコースティックなサウンドを生み出し、リミキサー、DJとしてはILLでCLAZYなクラブ・サウンドを提供する、自称 "音楽的多重人格者（Musical Multi Personality)"

─かなり長いキャリアになりますが、始めるきっかけは何だったのでしょうか？

基本的にはBANDでの活動の代替案で、フルバンドで行けない都市でのパフォーマンスの為に始めました。

─DJをしている時に常に心がけていることは何ですか？

良い意味で、クラウドによって選曲を変えないということ。例えば、地方で情報が行き届かないような場所でのDJ時にその場を盛り上げる為に自分の今のテイストから外れた、古いヒット曲やみんなが良く知ってる曲をスピンする事はボクには全くナンセンスです。全てのクラブ好きの人が同じような金額を支払って遊びにくるわけで、例えばボクがホームと考えている東京渋谷のクラブWOMBで起ってることと同じ事を体感する権利があると思います。

─これからDJになろうとしている人たちにまたはキャリアの浅い若手DJに何かアドバイスがあれば教えてください。

DJテクニックや手法などにルールなんてないので全く新しい感性でやってください。

─多くの経験の中で今と昔の日本シーンの一番の違いは何だと感じますか

どの辺りを昔とするか知りませんが、10年前との比較であれば、脱シャイ

─今の大沢さんのプレイを聞くと昔と比べてずいぶんハードになったように思うのですが、今のプレイスタイルに辿り着いた理由又は経緯について教えてください。

自分でも分かりませんが、DJをライブ活動ととらえるようになって激変しました。今では楽器を演奏するよりCDJを演奏する方が自然なほどです。

─ハウスミュージックに対して何か特別な思いはありますか？

ハウスを4つ打ちと言い換えるならば、すべての音楽をダンスフロアに還元することの出来る唯一のフォーマットだと思います。

─HOUSE NATIONで始めてプレイした感想を聞かせて頂けますか？

時間帯の事もあり、非常にアットホームで楽しんでプレー出来ました。

─“こうすれば日本のシーンはもっとよくなる！”という独自の考えなどがあれば教えてください

非平均化、良い意味での価値観の違いを主張し合う事でしょうか