HOUSE NATION

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INTERVIEW

Ian Pooley interview 2007.4.29
テクノ、トランスサウンドの宝庫。
エレクトロミュージック最先端の地。そんな言葉が似合う地ドイツにおいて、ハウスミュージックの魅力を伝えることで世界最高峰の評価を得ることに成功した唯一無二の存在。
それがこのIan Pooleyである。

─今回で何度目の来日ですか

9回か10回目だと思うよ。1995年に初めて来日したんだ。最初リキッドルームでプレイしたのは覚えているよ。最近ではイエローで。もちろん、大阪、福岡、札幌、仙台でもね。

─日本の印象は?

プレイ後にバーに行って、ドリンクを頼んでいたら一人が僕に話しかけてくれて、ふと気づいて後を振り返ると2,30人の人たちが僕の12"をもって並んでいてくれたんだ。とても印象に残っているよ。
日本はほんとに好きな国。

─ハウスミュージックに対して何か特別な思い入れはありますか?

ひとつのスタイルの音楽をフォローするタイプではないんだ。いろいろな音楽をプレイしたいと思うし、DJとしてハウスをプレイするときに一番重要なのはビート。グルーブがないとね。レコードを買うとき、例えばディスコやラテンにしても、フレンチにしても僕にピンとくるファンキービートを探すんだ。DJとしてのハウスの定義はそんな感じ。

─日本とドイツのハウスシーンの一番の違いは何だと感じますか?

日本のプロダクションはいつも趣向を凝らしていると思う。同時に非常にディープだったりする。よくアナログを買うよ。ビートがヘビーで楽しい感じで非常によいプロダクションが多いですね。
ドイツはいろいろなシーンがある。街によってちがうし、この4,5年非常によくなってきていると思う。
最近は4〜500キャパのよいクラブができている。彼らはハウスを理解しているよ。半年前にベルリンに引っ越してきたんだけど、ベルリンはエレクトロミニマムなものが多い。僕は好きだよ。

─サンデーアフタヌーンという日本ではとても新しいパーティーですが、企画やパーティーの印象を聞かせてください。またドイツでは日曜日も盛り上がっているのでしょうか?

日曜午後のパーティーはとてもいいよ。いいアイディアだ。クラブに通う沢山の人たちが最近求めているのは、日曜午後のパーティーなんじゃないのかな?飲みながら音楽を楽しむのもいいけど、もっと純粋に音を楽しめると思う。ベルリンでも沢山の日曜午後のパーティーあります。夏はアウトドアのパーティーなんかできたらいいよね。東京は大都会だから事情が難しいかもしれないけど。ベルリンでは川沿いでパーティーしたりとてもクリエイティブにパーティーをするよ。

─今後のリリースなどのニュースがあれば聞かせてください。

今アルバムをレコーティング中なんだ。もう半分終わっていて5月末6月に出来上がると思う。
9月にリリースできればいいと思っているよ。

─日本のファンに一言

またDJ来日をするのでチェックして欲しいな。あと、アルバムは半分DJセット、半分はライブセットが味わえる作品となる予定だよ。楽しみにしていてね。
アルバムを引っさげての来日もあるかも知れないから要チェックだよ。