HOUSE NATION

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INTERVIEW

Ayako Interview 2007.5.27

─Djを始めてどのくらいでしょうか?

10年ぐらいはDJをしております。

─多くの経験の中で今と昔の日本シーンの一番の違いは何だと感じますか?

今は色々な音楽がクラブミュージックとリンクしていると思います。
J-POPみたいな音楽と、クラブミュージックがリンクして世界が広がってる部分があるなと思います。例えば、今一緒にDJをやったり、制作しているDJ KAWASAKIが何万枚と売れたりしているじゃないですか。
やっぱり今はそういう音楽が受け入れられるようになってきた。
昔だったら多分いくらいい音楽でも、クラブミュージックってもうちょっと隔てられていて、一般の人が購入したりしなかったと思う。
だからそういう意味で広がっている部分があるなと感じます。

─ハウスミュージックに対して何か特別な思いはありますか?

はい。何がハウスミュージックかって定義をするっていうのは私にとって微妙な部分でもあるんですが、やっぱりハウスのルーツであるラリー・レーバンとか、そういう過去のハウスをつくりあげてきたミュージシャンっていうかDJの人達っていうのはすごくリスペクトしているし、やっぱ影響をうけた部分っていうのがありますんで、そういう意味ではハウスミュージックっていう音楽に対しては、思い入れはあると思います。

─女性のDJはまだまだ男性に比べて少ないですが、女性がDJすることは何かプラスになったり、マイナスになったりすることはありますか?

マイナス面は、女性だからといって、人によっては、まあ私の周りにはいないのですが、甘く見る人っていうのがいるんですよ。
だからそういう意味ではマイナスと言える部分はあると思うんですが、私はプラスの部分のほうが多いと思ってます。
女性ならではの頭で考えるよりも、感覚的な部分でDJをしたりですとか、音楽を聴くっていう部分で、面白い部分がすごくあると思うんですよ。
ただ、確かにDJっていうのはすごく難しい部分が多いと思います。やっぱり、はたでみてるほど華やかな世界ではないし、過酷なので、女性で続けていくっていうのはすごく難しいことだと思いますね。
本人が本当に長く続けていこうと思ってないと、なかなか続けられないことなので、そういう意味で難しいです。
でも女性のDjの独特な感覚とか、おもしろさはあると思うので、女性のDjはまだまだ求められていると思いますね。
自分がやろうと思ったらいつまでも続けられるものだと思います。

─日本の日曜日はまだまだ盛り上がりにかけますが、このパーティーの企画や印象を聞かせてください。

私はDJをやる時に、こういう早い時間にやることはほとんどないんですよ。でもやっぱり次の日仕事とか朝早い人も多いわけじゃないですか。
そういう人達からしたら、5時にはじまって11時に終わるっていうのはすごくいいパーティーだと思います。
すごく素晴らしいし、どんどん続けて盛り上がってほしいと思います。

─“こうすれば日本のシーンはもっとよくなる!”という独自の考えなどがあれば教えてください

今の日本のシーンは偏っていると思いますね。バックグラウンドとかスポンサーの力が大きいと思うので、かかっている音楽っていうのも偏ってきていると思います。もっといろんな音楽がかかって、クラブミュージックで面白い音楽がもっといろんなところでかかると、盛り上がると思います。
一番影響力があるのってテレビだから、そういうところで沢山いろんな音楽がかかってほしいですね。
日本人ってクラブミュージックの歴史が海外に比べたらまだまだ浅いので、もっと若い世代の人達がいろんな音楽を知って、偏見もなく聞ける環境があればイイかなと思います。

─ファンに一言

パーティーは楽しいものだと思うし、私もやりながら楽しんでいるので、来てくれている方にも楽しんで盛り上がってはじけてもらえれば最高だと思います。